【個人的見解】うつから回復するまでのざっくりロードマップ

数年前に無職だったころ、うつ状態でした。

自分がもう大丈夫だと思えるまで2年かかりました。そのときにやってよかったなあと思えることを紹介していきます。

はじめに:メンタル最悪の時は何もかも八方ふさがりに思える

当時は何をやってもうまくいかない気がして、すべてが怖くて何もできない状態でした。人と会うのも怖く、仕事をするのも怖い。八方ふさがりで万事休す。そんな状態で自分なりにできたことを時系列順に書いていこうと思います。

 

1.人に相談

誰でもよいです。私は最初は友人でした。無職時代、過去に自分と似たような経験をした友人がいたのでたまらずLINEをして、話を聞いてもらいました。「まずはバイトでも始められるところからやってみるとよい」という助言をもらい、勇気を出して就職活動を始めました。怖かったし、就職先でもかなり恥もかいたけど、あの友人との会話がなかったら何も行動できなかったかもしれません。

あとは心療内科に行って、カウンセリングと薬の治療も始めました。かなり抵抗がありましたが、これ以上苦しい思いをしたくなかったので通院を決めました。これが回復の決め手といったわけではないですが、カウンセリングは自分の悩みをきちんと聞いてくれるし、カウンセラーさんがどうすればよいかを一緒に考えてくれます。誰にも言えないことについてはこういう場も活用するといいかもしれません。

 

2.運動する

散歩からでもいいので外に出て体を動かします。特に走るのがおすすめです。走っている最中は無心になれるし、走った後は気分が晴れ晴れします。

自分は屋外ランニングが続かなかったので初めてジムに通いました。ジムはスタイルのいいキラキラした人たちが集まる場かと思い敬遠していましたが、自分の通っていたジムは地域の人たちの集い的な場でもあり、健康維持のために通うおじいおばあと共にランニングマシンで無心に走ってました。対人恐怖もあったので、周りに人がいる環境に慣れる機会にもなったかもしれません。

 

3.仕事する

バイトでも正社員でもできそうな仕事、もらった仕事から始めます(中々仕事が見つからず苦労しました・・・)。家にいると自分に向き合う時間が多すぎてパンクする且つ社会から疎外されている気になり余計に気を病みます。強制的に外にでて何かしらのコミュニティに属し、仕事をすることで、気が紛れます。仕事は意外と気分転換になるので、勇気をだして就活してみて、もらった仕事をとりあえずやってみるのも手です。

 

4.貯金

お金があるといざとなったら嫌な環境から逃げることができます。引っ越し、退職、転職のハードルを少しでも下げるために、少しでもお金を貯めておくとよいと思います。

私も全然貯金がなかったけど、月々黒字になるようにやってみるところから始めました(最近は赤字ですが・・・)。

 

5.趣味、好きなことは捨てないでおく

それがどんなにくだらない、社会に役に立たないと思えることでも、いつか自分の味方になってくれると思います。自分はゲームが好きで、最近まで何の役にも立たないと思って半ば捨てていましたが、今は、いつかゲームに関わる仕事がしたいと思っています。最近だとプロゲーマーという仕事がありますよね。将来何がお金になるか、仕事になるかわかりません。別に仕事にならずとも、好きなことは大事にしておくと、自分の将来を考えるうえでヒントとなったり、何かにチャレンジするきっかけになるかもしれません。

 

おわりに:悩みごとはいったん保留にしておくのがよいかもしれない

個人的には、今悩んでいることはメンタルがよくなってから向き合ったほうが楽だと思うので、病んでいる時ほどいったん保留にしておくのがいいなと思いました。そういう意味でも、人と話したり、運動や仕事をしたり、好きなことを捨てないというのは気を紛らわせるのに適していたのかもしれません。人により事情も状況も違うので最適解がないのが難しいところですが、参考になれば幸いです。