ミニマリストになってみたけどやめた

4年前、ミニマリストに憧れて断捨離しましたが、今年になってやめました。

ミニマリズムに傾倒した理由

メンタルを当時病んで、人生をリセットしたかったのとあらゆる刺激をシャットアウトしたかったのが、衝動的な断捨離につながりました。そしてミニマリストになれば頭も心もすっきりすると思ったのでこれ以上モノは増やさないように、ミニマリズムの本も読んで、増やさない方法を実践しました。

 

ミニマルに生きてみた結果

確かに部屋にあるのが小さいテーブルと本棚と布団だけだと物理的にも心理的にもすっきりします。

でも、ミニマルな4年間を振り返ってみると、ただすっきりしただけでした。毎日仕事終わりに本を読んで寝るだけの生活。最初の1年は精神的に弱っていた時期だからそれしかできなかったのかもしれない。でも何かに興味が湧いて新しいことに挑戦してみようと思ったとき、できたはずなのにモノを増やしたくないからやらなかったことが何度かあったように思います。

モノがないということは、それ相応の不便を受け入れなければいけない。その不便さが新しいことを始めてみるときに障壁になっていたのかもしれません。せっかく苦労して断捨離したのに、また似たようなものを買って何かに挑戦するのが億劫でもありました。最初から捨てなければすぐに始められたのにと思うこともありました。

 

どうやら自分は頑張れば頑張るほど、部屋が汚くなるようだ

ミニマリストになって初めて、自分には合わないのかもしれないと気づけたから、やってみた価値はあったのかもしれません。多分モノを増やさないことに脳のリソースを割き過ぎてほかのことができなかったんだろうと思います。要は不器用ということですな。

ミニマルに生きる人の中にはそれで人生が好転している人もいるから、これは人によりけりなんでしょう。

学生のころから、勉強を頑張ると机が参考書やノートや文房具であふれかえりました。

今も語学学習に本腰をようやく入れ始めて、やはり机は参考書、単語帳、使いかけのノートが積み上がり、メモ、ペン数本、iPad、イヤホン、充電コード、その他諸々で埋まります。

でも、机も部屋もすっきりしていて、自分の中身もすっきり空っぽな状態より、部屋はごちゃついているけど、何かを頑張っている自分のほうが良いなと思いました。頑張るために机が必要なものであふれ返っているのはもう仕方のないことだ。

多分、後々になって後悔しないのはごちゃついている自分のほうなんだと思う。